派遣社員の時給推移2011
リーマンショックや震災など大きな出来事が続いています。2011年春、派遣スタッフの時給トレンドはどうなっているのでしょうか?
職種全体の時給
サブプライム問題が騒がれていた2008年春をピークに時給が下降していたが、2010年に入り持ち直し、ここ数ヶ月は対前年プラスが続き好転の兆し。
「オフィスワーク系」職種の時給
オフィスワーク系職種の平均時給は、2008年の夏までは1500円前後。その後下がり始め、2009年の春には1400円前後。2010年の3月ごろから緩やかに回復をはじめ、前年プラスに転じている。
「営業・販売・サービス系」職種の時給
営業・販売・サービス系職種は、平均時給がさがったまま。前年比もプラスになっていない。
携帯やアパレルの販売などの仕事は、派遣だけでなくアルバイトでも募集されることがあるので、派遣スタッフの時給も、直接雇用のアルバイトと横並びで決定されるため、人を採用しやすい時期は時給があがりにくい。
「IT・技術系」職種の時給
IT・技術系職種の時給は、他の職種と傾向が異なる。
毎月多少のアップダウンはあるものの、「オフィスワーク系」「営業・販売・サービス系」に比べて、2008年のリーマンショック後も時給のダウン幅が大きくない。CAD技術者などは慢性的に人材が不足しているため、2011年2月の平均時給も1760円を超え、高い水準にある。
「クリエイティブ系」職種の時給
Webデザイナーなどの「クリエイティブ系」職種は、他の職種に比べリーマンショック後の時給の回復が早い。スマートフォンやゲームなど、Web関連の市場が伸びているのにひっぱられた形。
「医療介護・教育系」職種の時給
ほとんどの職種で平均時給がさがった2009年でさえも時給があがっていたのが「医療介護・教育系」職種。
2010年より需要があるのが介護業界。発展途上にある介護業界では、人手は足りないものの、高額の時給が設定できない。しかし介護業界については政府も就業支援を行うと決めているので、長期的には時給があがっていくと予想。
※参照:All About
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