政治家の殺し方@これが日本社会の利権構造だ!
大阪市長「橋下さん」を応援する人は多いと思うけど、それより前に政令指定都市「横浜市」の利権構造にメスを入れた人物が、前横浜市長の「中田宏さん」。
その中田さんが「政治家の殺し方」という過激なタイトルの告白本(暴露本?)を書かれました。
ちょっと顔が怖いけど、タイトルは惹かれます。
そして本の内容も面白かったです。市役所の仕組みがよく分かりました(笑)利権構造もスゴイっす。
小タイトルだけみても、興味をそそられます。
例えば、
- 即日開票と翌日開票で人件費は1億2800万円も違う
- 利権に群がるハイエナたち(建設業界編、公務員編、風俗業界編)
- 阿呆なマスコミが日本を滅ぼす ←大きく同感。
- 退職金を増やすために、退職日に昇給 ←どの職員も退職する1日だけ昇給してたらしい。昇給することで退職金が膨らむ仕組み。意味分かりません。
- 笑うに笑えない部下からの提訴 ←なぜか職員の通勤定期は1ヶ月ごとに支給する決まりになっている。それを経費削減のため半年分の支給に変えたら部下から「規則違反として一時賃金取戻請求」で訴えられたとか。アホらしい。
- 横浜から東京に行ったら出張扱い ←東京じゃなくても川崎市でも鎌倉市でも市外に行く場合100km以上は1700円、100km未満は850円の出張手当がつくらしい。民間だったら営業パラダイスな世界ですねーw
- 特殊勤務手当てという名の第2のお給料 ←横浜市役所の手当ては55種類。例えば住民票を発行する戸籍課窓口の職員は、「戸籍登録事務従事手当」という第2のお給料が出るとかね。274の自治体で徒歩勤務手当なるものが支給されてたとかホントびっくり^^;;
ちなみに上記にある「特殊勤務手当」の見直しによって、年間29億円以上のもの経費を削減することが出来たんですよ。
その後、2004年に特殊勤務手当ては全国的に見直しが始まりましたが、先陣を切ったのは横浜市の中田さん。なので職員としては「なんで横浜市だけ・・・」と、市長に対して風当たりが強くなったのも分かる気がしますw
そんなこんなで少しずつ内外の改革をやっていったら、ありもしないスキャンダルで連日叩かれ、脅され、挙句には慰謝料を求められ裁判沙汰にもなり金銭的にも精神的にも莫大な損害を被ってしまうわけです。
当たり前のことを正すと、政治生命を絶たれる世の中です。
だから・・・橋下さんには本当に頑張って欲しいと思います。マスコミにつぶされないように。利権にしがみついてるハイエナにつぶされないように。
次元は違うけど、これを読んで、ますます消費税増税はまったくもってふざけてると思いました。まずは改革の方が先でしょう。無駄を見直し、削るところは削り、バラマキをやめて企業が発展できるように規制改革をすれば、消費税増税なんてしなくてもやっていけるとみんな思ってるはず。
ちなみに、消費税増税したすぐ後に、原発の賠償金を請求する国が出てくるんじゃないか。そのための増税もあるんじゃないかと、疑ってかかっているのはうちの旦那さんです(笑)
なんか話がそれちゃったけど・・・。
この本は、政治に興味のない人に読んで欲しいなって思います。難しいことは書いてないのでサクっと読めちゃいますよ^^
私は読み終わったので、旦那さん→父→母の順に貸し出し予定ですw
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